おふくろの会
フランスの大統領選について - shirasetai (管理人) (女性) URL
2007/05/09 (Wed) 01:35:42
カエル子さんは、在仏でいらっしゃいますが、今回の大統領選のご感想をお聞かせ頂けたらありがたいです。
日本のマスコミでは全然言いませんが、ヨーロッパは移民を寛大に受け入れすぎて、かなり深刻な問題になっているんですよね?
フランスでも、治安の悪化とか、移民が元々の国民より手厚く保護されているのに、その上さらに、権利ばかり主張していて純粋なフランス人が我慢の限界に来ているとか…。
もし本当だったら、日本も同じですよね…。
「移民は追い出す」と言っていた、極右政党の「ル・ペン氏」が最初の投票で10%も取っていると言うことは、やっぱり本当なのかなぁと思っているんですが…。
また、フランスは、ヨーロッパのなかでも、「女性は家庭」という考えが強い国だと新聞で読んだことがあるのですが、実際のところはどうなんでしょう?
2007/08/10 (Fri) 02:59:33
管理人様 こんにちは。お久しぶりでございます。
ホントにホントに久しぶりに覗かせていただいたら、私宛のメッセージがあり...こんなに時間が経ってしまいましたが、お返事させていただきます。遅くなってごめんなさい。
仏大統領選はご存知のようにサルコジ氏が勝ちました。セゴレン女史が当選したら仏国は潰れるんじゃないか?と思っていたので、仏国民は賢明でしたね。投票率80%ですよ!
今回の日本の参議院選挙、私も海外投票させていただきました。今回ほど一票の重みを感じたことはありませんでした。私「新風」を支持してます。民主党大勝で、選挙で悔し涙を流したのも初めてでした。
ということで、日本の政党と比較させていただきますが、ご存知のように、日本の政党はみんな左寄り。世界的に見れば安倍政権なんかせいぜい中道なのに、その安倍政権が最右に位置してしまうのが問題です。それを右からグッと引っ張らなければ。
で、仏国のサルコジ大統領ですが、その政策の中にルペン党のものも包み込んでいる。仏国人はルペンに内心共感していても表立って言えないというところがあって、そこをサルコジ大統領は取り込んでいるのですね。
仏国人はもともと理屈っぽくて政治好きなようで、高校生くらいの子供でもガンガン喋っています。そんなとこ羨ましいです。
いずれにしろ、どの国も左右どちらにしろ国防に関しては一枚岩です。それで普通でしょう?自民VS民主が日本VS中国になってしまう我が国は異常です。(もっとも親中派は党派を超えて山ほどいるようですが、ご存知のように)...とにかく民主党大勝は恐ろしすぎです。あれから気分が悪くて。
「女性は家庭」ですが、とても一言では言えませんが、みんな働いていますよ。というか男女共に労働時間が短い。だから男も家事とかよくやるようです。もちろん例外も多いようですけど...。
日本にいた時、「日本女性の賃金は欧米と比べると非常に低い、男女の格差が云々」と散々聞かされてきましたが、こちらに来て、こちらの女性の賃金は男性の賃金なみに高いのではなくて、男性の賃金が女性なみに低いのだと分かりました。というか
管理職と一般労働者の格差が大きい。要するに一般労働者であれば男女問わず低い、と。
こちらはキリスト教社会なのですが、何事においても善と悪、と対立している。経営者と労働者、男と女...そういう対立構造からフェミニズムとか生まれたのだというのが肌で分かります。虐げられてきたから女が強くなった。...日本とは違う。今はどうか分かりませんが、日本は女が守られてきたと思います。で、昔から女が強い。それは欧米のフェミニズム的強さとは違う。だからフェミニズムなんて思想は生まれなかった。
明治以来欧米をお手本に、現在でも、してきたわけなのですが、彼らと我々は「違う」、私たちは日本の歴史にお手本を探さなければいけない、というのがよく分かりました。
しかしこちらが移民政策で失敗しているのに、何で日本はさらに外国人労働者を入れようとするのか?欧米を見て勉強するならそういうところを学ばなければ。
男女の問題でも社会福祉の問題でも複雑でとても一言で総括はできません。お茶でもご一緒できればいくらでも話せるのですが、今回はこれくらいで。
遅くなってごめんなさい。
Re: フランスの大統領選について - shirasetai (管理人) (女性) URL
2007/05/17 (Thu) 10:32:18
残念ながら、カエル子さんはじめ、皆さん最近ここにあまり来られていないようですね…。
でもいいです。
いつでも集える場所として開設したのですから。
>馬鹿陽区さんへ
>今回のフランス大統領選は働く者に飴を働かざる者に鞭をという主張が
受け入れられたという事です。
在留外国人に飴を与える日本国が少しおかしいと思わざるを得ないですね。
(ルペン氏の主張もほぼそれです。)
そうですよね。今の日本は、正直者が馬鹿を見るような国になってしまって
いますよね。
>また、管理人様はフランスは「女性は家庭」という考えが強いと新聞で
読んだと言っていますが、それはものの見方で変わることもあるので、
一概には言えないと思います。
「女性は家庭」といっても家の中でする仕事も大事じゃないかと思うのです。
もちろん、家庭の仕事は大切ですが、フランスではまだ保守的で、
「家の中の事だけやってればいい、政治に口出しするな」みたいな
男社会なのかなと思いまして。
家の中のことだけやっていても、その仕事を男性が評価できる世の中に
ならないと、女性は報われませんねー。
逆に、昔の方が「母」の仕事に対する世間の目は厳しく評価されていた
と思います。
「“娘”は、母の作品」
と、言われていましたものね。
その点は、今は、中途半端で良くないですよね。
Re: フランスの大統領選について - 馬鹿陽区 (男性)
2007/05/16 (Wed) 16:20:00
今更な返信でございますが、今回のフランスの選挙戦ですが、アッチ系のブログがサルコジ氏へのネガティブキャンペーンに息巻いていました。
いい加減アッチ系ブログも女性だからとか、弱者の味方だからとか一見心地よさそうに見える人を応援する事がかえってマイナスになるって事を知った方が良いと思います。
今回のフランス大統領選は働く者に飴を働かざる者に鞭をという主張が受け入れられたという事です。
在留外国人に飴を与える日本国が少しおかしいと思わざるを得ないですね。
(ルペン氏の主張もほぼそれです。)
また、管理人様はフランスは「女性は家庭」という考えが強いと新聞で読んだと言っていますが、それはものの見方で変わることもあるので、一概には言えないと思います。
「女性は家庭」といっても家の中でする仕事も大事じゃないかと思うのです。